全剣連より6月24日に新たな検証結果が伝えられましたが、面マスクの着用について様々な解釈や対応が見られます。全剣連では、以前より対人稽古の際に面マスクを着用することを依頼していますが、これも緊急事態宣言の際に行われた自粛要請と同じく『お願い』です。したがって、その依頼に従わなくてもよいと思う人がいるかもしれません。
また、面マスクの定義についても様々な捉え方があるようです。全剣連では「マスクとは口の上に接するもののことを指します。面の内側に装着するものは面マスクとはよびません。」と定義しておりますが、この文中の『口の上』ということが異なった解釈を生むようです。
ここでいう『口の上』とはどこを指すのでしょう?私は、ガイドラインに「口に直接触れていることが必要」と書かれていることから、くちびるを覆い隠すことができる口の前と解釈していますが、人によっては、『口の上』は「鼻の下(人中)」や「鼻」と解釈している人もいるようです。
もし『口の上』が「鼻の下(人中)」や「鼻」と解釈されるのであれば、6月24日の説明において伝えられた「息苦しさを緩和するため、面マスク着用の際、鼻を出して使用することが可能です」ということをどのように理解すればよいのでしょうか?
子どもとこの『口の上』の解釈の違いについて話していたら、子どもから面白い指摘がありました。『マスクが「鼻の下(人中)」や「鼻」に接してるというものなら、鼻だけマスクでいいじゃん(口を覆う必要はない)』ああ、納得!
シールドの扱いも様々ですね。静岡県剣道連盟のガイドラインには、対人稽古の際は「面マスク+シールド」を使用するよう書いてありますが、静岡市の中学校での対応は、面マスクだけでよいと判断しているところもあるようです。高体連でももちろん面マスクは必須ですが、シールドは各自の判断としているような話も聞きます。いったいどうすればいいんでしょうね。
今後大会や審査会など、剣道関連の公式行事が行われるようになるとは思いますが、その要項には必ず参加者が準備するものとして、面マスクやシールドのことが掲載されると思います。部活で面マスクだけでよいからといって、何も準備しておかないと、急遽必要になるかもしれませんよ。その時に慌てないように準備をしておきたいものです。
ガイドライン等に、「お願いしている」ではなく、「着用してください」と書かれていれば、日本人は皆、「着用しなければいけない」と解釈するんでしょうけどね。
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