7月21日と22日の2日間、全国から小学生の剣士が剣道の聖地ともいえる日本武道館に集います。今年も1日目に参加してきました。
朝3時、武道館を目指して静岡を出発しました。昨年は用賀料金所で渋滞に巻き込まれ、選手たちは車の中で剣道着に着替え、武道館につく前に剣道具を担いだまま地下鉄内で颯爽と入場行進の練習を行いました。道中では去年の悪夢を警戒していましたが、今年は無事武道館に到着し、公園内の駐車場に車を止めることもできました(ラッキー)。着替えも武道館内で行いましたよ(会場の雰囲気に圧倒され、ちょっと放心ぎみかもしれませんが、、、)。
さて、試合前のアップも終わり、いよいよ開会式です。しかし、この大会は2700名以上の小学生が参加する大会で、開会式の前に30分以上の入場行進があります。この時はドキドキ💓というより、キョロキョロでしょうか?監督も一緒に行進です。ちょっと珍しい光景ですね( ´∀` )。
入場行進の後、1時間程度開会式関連行事。なかでも、木刀による基本稽古法、同じ小学生?本当に素晴らしかったですね。今度の昇級審査では、皆の手本になるように、、、お願いしますね、歩くん。
この大会は1回戦からトーナメント戦です。最初の2試合目までは、切り返し+基本錬成を行った後、1分1本勝負の試合ということで、基本と試合と合わせた総合力が結果に反映されます。1試合の時間が10分以上と長いので、試合がなかなか始まりません。この時間に集中力を切らさないことも大切です。
1試合目は東京の豊島剣友会です。
8-0で勝利。しかし、、、
あれ?
あ、おしい、まだ届いていない。
普段より立ち合い(蹲踞)の位置が遠かったって気づきましたか?ヤーメン、と一歩入って面を打つだけではだめなんですよ。自分の目で体で間合いを感じ、しっかり一足一刀まで詰めなければ、、、
2試合目は茨城の青雲塾剣誠会です。ここも5-3で勝利!切り返しの間合いが修正できたためか、基本錬成で優位に立つことができました。基本は大事ですね。しかし、、、
おいおい、竹刀が立ってるよ、、、
左手の位置、正しいかな~ 普段から意識して直さないと、急に修正はできませんよ。今回は望遠カメラで皆の共通する課題を激写です。
3試合目からは2分3本勝負。ここからは実力勝負です。相手は、栃木の大田原剣道スポーツ少年団でした。結果は2(3)-2(4)。本数差で負け~、あぁ~残念。勝利があと一歩のところですり抜けていきました。
今回は6年男子が問題だったかな?最上級生としての責任を果たせなかったことで、とりわけ悔しいでしょう。
試合や錬成会に行って何を学ぶのでしょう?いろいろあります。悔しさを学ぶ、自分の課題を考える、ほかのチームとの違いに気づく、それだけでは60点です(一応、及第点を上げましょう)。でも、残りの40点はどうすればいいんでしょうね?
自分の課題をどのように克服するのか、ほかのチームとの違いをどのように埋めるのか、戻ってきてからの稽古に試合で学んだことを反映していくということが大切なんです。臥薪嘗胆!私の好きな言葉です。何ができなかったのか、どうしてなのか、どうすればいいのか、いろいろ考え、工夫して稽古に取り組み、自分の体に身につくまで何度も繰り返し練習する。それができれば、試合で学んだことが100点にも200点にもなるんですよ。 来年は敢闘賞以上を目指そう。
あと、試合の際に注意しなければならないことは、お菓子の食べ過ぎですね。夕飯が食べられなくなります。
最後の強敵、赤い悪魔の前に敵前逃亡していた子もいました(勝負を挑まないなんてどうなの?)が、最後の最後まで赤い悪魔と戦い、勝利を勝ち取った子もいました(ちょっと見つめすぎ)。
毎日暑いからと言って、冷たいものばかり口に運ぶのは良くないね。震えながらアイスを食べるなんて、まったく~。デザート無理して食べず、おいしくいただきましょう。
次回の稽古は火曜日。どのような変化があるかな~。。。