今日は北部体育館で開催された近県剣道大会に参加しました。1回戦は代表選でしたが、大将が踏ん張りました。2回戦は中堅まで頑張っていましたが、後ろが守りきれませんでした。出端をきれいに決められてしまいました。毎度のことですが、出端で一本が取れる様になりたいものです。
前回の稽古の時も話しましたが、有効打突とは、「充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものとする」ということになっています。したがって、声の出ていない打ちや体の曲がった打ち、元打ち、残心のない打ちなどは一本になりません。なぜ自分の打ちが一本にならないのか、どうしたら一本の技が打てる様になるのか考えましょう。
また、剣道ではただ闇雲に打つということでもいけません。打突には、以下の様な打突の好機(ベストなタイミング)というものがあります。
相手が技を出そうとしたところ(出端など)
相手の技が尽きたところ(相手が打突をやめた瞬間、止まった時など)
相手が受け止めたところ(面をしないで受けたら、どうはガラ空きですよね)
居ついたところ(振り向いたところなど)
気の抜けたところ(勝手に一本になったと判断した際など)
相手が迷っているところ
相手が声を出しているところ
自分がこの様な機会を相手に与えない様にするにはどうしたら良いのか、またこの様な機会を見つけた際にすかさず打てる様にするにはどうしたら良いか、考えながら稽古に励んでくださいね。
最後に敗けたあとの様子です。
最後の最後まで試合をやっている様になりたいものです。日本武道館で決勝の舞台に立つ際は、照明がスポットライトの様に試合会場を照らします。見ている側ではなく、なるべく長い間競技している側になりましょう。